2007.06.21
「身体疾患に潜むうつ症状」 コラボ滋賀(滋賀県大津市)
うつ病で最初に現れる症状として、頭痛・胃もたれ・疲労感などの
体の不調をお感じになる患者さまがたくさんおられます。
まず近くの内科などかかりつけの医院を受診される方も多いのです。
プライマリケアの診療において、うつ病・不眠症など
精神科疾患に関する知識がますます重要になりつつあります。
今回、滋賀県医師会が会員を対象に「身体疾患に潜むうつ症状」を
テーマに講演会を行いました。大ホールで講義を聴くだけでは
なかなか伝わりにくいこともあり、実際のロールプレイとして
医師役を医師会の先生方に、患者役は滋賀医科大学精神科の先生方と
ひつじクリニックスタッフが演じ、司会とうつ病の講演を院長が行いました。
医師会・滋賀医科大学精神科の先生方とも大熱演で、たいへん好評でした。
会場からも、日々の診療を通じた様々なご質問やご意見をいただきました。
最後に滋賀医科大学睡眠学講座の大川匡子教授のご講演がありました。
うつ病などこころの疾患の理解を深めるために
ひつじクリニックと滋賀保健研究センターが共同で行っている
実地訓練を用いたメンタルヘルスロールプレイですが、
このような形式での講演は医師会でも全国初とのことで、
東京から見学の方々が来られていました。
このような活動を通じてうつ病やこころの病気についての理解が広がり、
滋賀県のみなさまの健康が保たれることを願ってやみません。