2007.05.11
メタボリックシンドロームの論文が掲載されました
田中和秀(ひつじクリニック)、市村麻衣(ひつじクリニック)
森信繁(広島大学助教授)、山脇成人(広島大学教授)の4名が著者で
Current insight in Neurological Science vol.15 No2,2007に掲載されました。
これまで40篇以上の論文を書いてきましたが、ひつじクリニックの名前では
初めて掲載されました。
こころの病気になると、運動不足になりがちでまたストレスを発散するために
過栄養になる方もおられます。メタボリックシンドロームとは内臓脂肪が蓄積し、
動脈硬化のリスクが増加し心血管系疾患に至ってしまう症候群です。
これを防いでいくための介入研究を我々のグループが行い、食事・運動指導にて
体重を増加させなかったことを昨年副院長がシカゴで発表しましたが、
この研究を中心にメタボリックシンドロームの事に関して専門的に述べています。
食べる・運動するなどは心理的要因ややる気と関与していることが多く、
メタボリックシンドロームや糖尿病・高脂血症などの疾患は心療内科的関わりが
重要だと思います。こころの病気において身体を守ることも非常に大切といえます。